ひたちなか市 リハビリ特化型 ハッピースマイル~ 児童発達支援・放課後デイサービス・保育園等訪問支援事業~

ひたちなか市に作業療法士が立ち上げた放デイ・児童発達支援事業・保育園等訪問支援事業を立ち上げました🎶(ハッピースマイル🍀)

発達障害児におけるトイレトレーニングについて🚽😊

トイレトレーニングについて悩んでいるご両親は多いかと思います😞🌀
そこで、今回はトイレトレーニングについて少しお話をさせていただきます(*^^*)

※私が今回お話しすることは、全てが正しい🙆‍♂️💮合っている🙆‍♂️💮訳ではないと思います。一人一人に合った方法は異なりますし、好き嫌いもあります。しかし、発達障害児の特徴とトイレトレーニングを組み合わせて考えたときの効率的な方法をご提案させていただきます(*^^*)


(1)発達障害児の特徴理解✏️
(2)トレーニングを進める上で大切なこと🌺
(3)おすすめのやり方📣☘️


(1)まず、理解をして進めなければならない点として、
①感覚の特徴☘️
②コミュニケーションの特徴☘️
③こだわりの特徴☘️
④トイレの行動分析☘️
が挙げられます

①感覚の特徴
⚠️発達障害児では、感覚の過敏・鈍麻が多くみられます。

そのため、
・尿意や便意が感じにくい。出てしまったあとに気がつきにくい。
もしくは、
・尿や便が出るときの感覚が気持ち悪い。パンツに漏れてしまったときの感覚が嫌で忘れられない。
などが考えられます

②コミュニケーションの特徴
・自分の気持ちを上手く伝えることが苦手


③こだわりの特徴(①とも重なりますが。。)
・トイレの閉鎖空間が苦手
・便座の変な感覚が苦手
・いびつな形の便座が怖い
・お尻との接地面以外の穴が空いているところが怖い
・水を流すときの大きな音が怖い

これらからも、トイレトレーニングは遂行することが難しいと言われています😓

しかし、トイレトレーニングはとても大切な事です😊😊

④トイレの行動分析(作業療法士が得意とする分野です)
トイレで用をたすまでに行う行動を一つ一つ区切って分析します。
・尿意を感じる
・トイレでするものと認識する
・訴える
・便座に座るまで我慢する
・トイレの扉を開ける
・トイレのこもった環境に打ち勝つ
・急いで脱ぐ
・真ん中に穴の空いた怖い固い所に座る
・尿が出てくる変な感じを味わう
・肌についてしまった尿を拭き取る
・衣服を着る
・流して水の大きい音に我慢をする
・冷たい水で手を洗う
どうでしょうか?
このような行程を全てクリアしてトイレが出来るようになります!
感が鋭い方はお気づきかと思いますが、この行程の中でどこが苦手かなんとなく分かると思います!
その項目を達成するために、スモールステップ法で成功体験をしつつ進めます!
(スモールステップ法は下記に記載します)


(2)トレーニングを進める上で大切なこと

ここで大切なことは『親が焦らないこと』です😊😊
少しずつ少しずつ、進んでいきます!!
一番頑張っているのは本人です(*^^*)

なぜそんなことをしなければならないのか、おむつの方が楽だし、怖くないし、それでも大好きなママ・パパが言うから頑張るけど、トイレは怖くて。。。というところの狭間にいます❗

上記で書いたような、怖いことが沢山沢山あるんです❗それでも頑張っているのです🎵
もちろん親としては、焦りから怒ってしまうこともあると思います❌
(私にも経験があります。。今、反省のポーズをとっています\(_ _))

親が焦るとトイレトレーニングに親が執着してしまい、どんどん子供に失敗体験を繰り返させてしまうケースが多いです。

 

(3)おすすめのやり方

(2)でお話しした、親の焦り・子供の失敗をさせないためには!!

まず、ハッピースマイルの特徴でもあります、
『スモールステップ法』です😊
目指すべき目標をかかげたら、それを達成するための階段を作ります(^.^)
段差の高さはその子に合わせなければなりません❕
始めにも言いましたが、段差は私たちが想像しているよりもはるかに低い段差に設定して焦らずゆっくり登っていく必要があります😊

※※しかし!!じつはこれにも良いことがあります😊😊
小さい階段を子供と一緒に登ることで、子供を誉める回数も増えます🎵
そして親として子供の成長を沢山感じることもできます🎵

この段差をどのように設定するべきかを分からずに、二段飛ばしで登らせてしまっているのかもしれません!!
そうすると、『ダメ🙅🆖⤵️』『なんでそうなるの?❎』というやり取りになってしまいます( 。゚Д゚。)

では、どんな段差があるか🤘

例えば便座に座れるようになるために☘️
①便座にズボンのまま座る
②便座にズボンのまま座って10秒数える
③便座にオムツで座る
④便座にオムツのまま座って10秒数える
⑤便座に何も履かずに座る
⑥便座に何も履かずに座って10秒数える
⑦便座に座ってお歌を一曲歌う
※この便座に関してははじめはおまるで行うことも良いと言われているみたいです😊
理由としては、慣れたリビングなどから、次に閉鎖空間のトイレとレベルをあげるため。
トイレと違いおまるは落ちる怖さが少ないため等あります!

☘️例えばおしっこはトイレでするもの、おしっこはトイレですると気持ちいいと言うことを目標とする場合

①おしっこが、出る時間のサイクルをつかむ
おむつの色が変わるサインを確認する事やおしっこする前の表情や仕草をみつける

②一定の時間毎に便座に座らせる
(出来れば①の時間に合わせる。または、お風呂の前とか食事の前とかリズムを決める)
おしっこ出るかなぁー🎵
今日はまだお顔見せてくれないかなー❔
と楽しく行う。

③おしっこが出たときはとても誉める😊
出たときはその時の感覚を気持ちいいでしょー❕ママもパパもおトイレでするとスッキリしてきもちいいんだよー😊とお話しする。→この感覚はなんだ❓嫌だとならないように、これはスッキリするって言う感覚なんだと教えてあげる😊

※出なかったときは、また今度座ってみようね☺️大丈夫だよ☀️とお話ししてあげましょう。


最後に
☘️teachingを利用した方法
当事業所では1日の流れをマジックテープで順番に貼っておき、終わったらはずしていくことをしています🎵
視覚的手段を用いた、計画の練習です!

これになれてきたお子さんではおうちでもマジックテープで、
ご飯の前、お風呂の前、歯磨きの前などにおトイレにいくカードをマジックテープで貼り、出てもでなくても便座に座り、10秒数えて終わったらマジックテープをはずすと言う方法もいいと思います😊
その中で、おしっこが、トイレで出たときは誉めるという流れです🎵


どうでしょうか?
色々なトイレトレーニングがありますが、私がおすすめする方法は
成功体験を沢山積ませる😊
失敗体験を減らすためにスモールステップを活用する😊
スモールステップを使いこなすために、子供の特徴・小さな階段の作り方を親がマスターする(^.^)

こちらをお薦めします(*^^*)