ひたちなか市 リハビリ強化型⚽🏃♂️
🍀児童発達支援・放課後デイサービス・保育園等訪問支援事業🍀
ハッピースマイルです🍀😊😊
こんにちは🍀
作業療法士の上野です🍀🍀
本日は、引き続き、モロー反射の統合を手助けする体操を紹介します☝️
モロー反射は、視覚、聴覚、味覚、前庭感覚などの感覚系と繋がってる唯一の反射といわれています。感覚系から多大な影響を受けるこの反射の統合は、ほかの原始反射の統合にも影響を与えるのでとても大切だと思います🌸
〈モロー反射の統合を手助けをする体操🤸〉
下記の書籍に紹介されている体操を紹介していきたいと思います。前回同様、できるだけ動きが簡単で、あまり道具を必要としない体操を取り上げていきたいと思います🍀
Integrating Primitive Reflexes Through Play and Exercise: An Interactive Guide to the Moro Reflex for Parents, Teachers, and Service Providers (Reflex Integration Through Play) (English Edition) by Kokeb McDonald, OTR/L. Polaris Therapy (2019/11/19)
<棒を持ちながら鳩歩き(図1)>
前回のブログで紹介したアヒル歩きの向きを逆にした鳩歩き体操を紹介していきます。足の向きと手の向きがすべて逆になります。
🎶🎶道具:肩幅より少し長い棒、歩く幅がわかるように視覚的に補助する足型
🍀🍀手順:
1.真っ直ぐ立ち、両足の母趾をくっつけます。母趾の向きは内側で、「逆V」の形にします。
2.逆手で棒を持ち、母指が外側に向いていて、掌が上になるようにします。
3.「逆V」の形を崩さないように、鳩のように前進しながら4m程歩きます。この時、棒は地面と平行に保ちます。
4.4m進んだら、その場で3秒間止まります。
5.「逆V」の形を崩さないように、今度は後ろ向きに4m程歩きます。
6.手順1−5を3−5回繰り返します。
🍀🍀
目標:
1.前進も後進もスムーズに歩くことができ、動きも滑らかである。
2.歩いている最中でも、棒が常に地面と平行に保たれており、かつ安定している。
3.左右を認識して活動に取り組めている。
🍀🍀
成熟した動きの観察ポイント:
・棒を安定して持つことができる
・真っ直ぐな姿勢で立っていられる
・スムーズで滑らかな動き
・左右の足の向きが内側に向いていて、同じぐらいの角度で閉じている
・前進することも、後進することもできる
🍀🍀
未成熟な動きの観察ポイント:
・腕と手の向きが順手になってしまっている
・棒が地面にに対して平行ではない
・足の向きが真っ直ぐになってしまっている
・順序よく歩けない
・しかめっ面をしたり、舌を出しながら歩いている
・首や肩に力が入っている
・バランスが崩れてしまったり、転んでしまう
😊☝️このエクササイズがスムーズにできるようになったら、段階的に棒からマジックペンに持ち替えて同じ手順で行います。マジックペンを両手に持ってアヒル歩きも鳩歩きもスムーズにできるようにしていきましょう。
🌸🌸
<マジックペンを持ちながら、アヒル歩き(図2)>
道具:太めのマジックペン(同色)、歩く幅がわかるように視覚的に補助する足型
🌸🌸
手順:
1.真っ直ぐ立ち、両足の踵をくっつけます。母趾の向きは外側で、「V」の形にします。
2.順手でマジックペンを持ち、母指同士が向かい合うようにします。
3.「V」の形を崩さないように、アヒルのように前進しながら4m程歩きます。この時、マジックペンは地面と平行に保ちます。
4.4m進んだら、その場で3秒間止まります。
5.「V」の形を崩さないように、今度は後ろ向きに4m程歩きます。
6.手順1−5を3−5回繰り返します。
🌺🌺
<マジックペンを持ちながら、鳩歩き(図3)>
道具:太めのマジックペン(同色)、歩く幅がわかるように視覚的に補助する足型
🌺🌺
手順:
1.真っ直ぐ立ち、両足の親指同士をくっつけます。母趾の向きは内側で、「逆V」の形にします。
2.逆手でマジックペンを持ち、母指が外側に向くようにします。
3.「逆V」の形を崩さないように、鳩のように前進しながら4m程歩きます。この時、マジックペンは地面と平行に保ちます。
4.4m進んだら、その場で3秒間止まります。
5.「逆V」の形を崩さないように、今度は後ろ向きに4m程歩きます。
6.手順1−5を3−5回繰り返します。
☝️😊上記では、マジックペンを持っていますが、把持するものは紙コップやマラカス等といった物でも代用できると思います。マラカスだと音もなるので、地面と並行ではなくなった時に音で認識できるという利点があると思います。
目標や観察の上で必要なポイントは棒を用いたエクササイズと変わりませんので、棒をマジックペンに置き換えて観察してください。
このエクササイズが楽に遂行できるようになりましたら、何も持たずにアヒル・鳩歩きを行う段階へと進みます。やり方は、上記の手順と同じです。道具を使わない分、意識を自分の手や指に向けなければなりませんので、難易度は上がります。
エクササイズを通して、自分の体を自分の思ったように少しでも動かせるようになると達成感も得られ、自信へとつながると思います🍀🎶🎶
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