ひたちなか市 リハビリ特化型 ハッピースマイル~ 児童発達支援・放課後デイサービス・保育園等訪問支援事業~

ひたちなか市に作業療法士が立ち上げた放デイ・児童発達支援事業・保育園等訪問支援事業を立ち上げました🎶(ハッピースマイル🍀)

🍀🎶~OT上野講座⑩ モロー反射について~🍀🎶             #ひたちなか市 #ひたちなか #療育 #リハビリ #作業療法士 #言語聴覚士  #リハビリ強化型 #ハッピースマイル #児童発達支援 #放課後デイサービス #保育園等訪問支援事業 #発達障害 #モロー反射

ひたちなか市 リハビリ強化型⚽🏃‍♂️

 

🍀児童発達支援・放課後デイサービス・保育園等訪問支援事業🍀

ハッピースマイルです🍀😊😊

 

 

🍀🍀🍀モロー反射の活動について🍀🍀🍀

こんにちは😊🌸

作業療法士の上野です

 

本日は、モロー反射を覚醒させ、活性化し、そして統合を手助けするといわれているエクササイズをご紹介いたします🍀

 

このエクササイズは、

英語の書籍 ”The Symphony of Reflexes: Interventions for Human Development, Autism, ADHD, CP, and Other Neurological Disorders” (著者 Bonnie L. Brandes, MEd)

に載っていましたのでご紹介したいと思います。

 

このエクササイズは全て順番通りに行うことが良いとされています。

 

エクササイズは短時間でできるものがほとんどで、他動的に行うエクササイズもあれば、指示理解ができる子供であれば、ご本人が一人で行えるエクササイズもあります。

 

このエクササイズを終了した後は、子供がリラックスした状態で他の活動に移る手助けにもなると思います。

 

まずは、モロー反射の上部・下部のコネクションポイントを他動的に刺激するエクササイズからみていきます。

 

[モロー反射の上部のコネクションポイント]

このエクササイズの目的は、モロー反射のコネクションを覚醒させることです。


<手順>
“C”という文字を親指と人差し指、中指で作ります。親指で、子供の肘の骨の出っ張りを押さえ、人差し指と中指を、上腕と前腕の間にある肘が曲がる部分に乗せます。子供は腕を伸ばした状態でリラックスします。子供の手のひらは上を向いています。


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・約1分かそれ以上、優しく小さい円を描くように親指側と人差し指と中指を同時に動かします。
・次に約1分かそれ以上、親指側と人差し指と中指を同時に動かして、トントンと軽く叩くように動かします。終了したら、今度は反対の腕でも行います。

 

「モロー反射の下部のコネクションポイント]
このエクササイズの目的も、モロー反射のコネクションを覚醒させることです。
<手順>
“C”という文字を親指と人差し指、中指で作ります。子供は椅子に座った状態で、膝関節は屈曲位にあります。膝のお皿の下を左右から親指と人差し指で挟むような形で押さえます。
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・約1分かそれ以上、優しく小さい円を描くように親指側と人差し指、中指を同時に動かします。
・次に約1分かそれ以上、親指側と人差し指、中指を同時に動かして、トントンと軽く叩くように動かします。終了したら、今度は反対の脚でも行います。

 

次に、モロー反射の回線を活性化させるエクササイズをみていきます。これらのエクササイズは、子供が一人で行えるものが多いですが、手伝いが必要である場合は、大人がサポートしても良いそうです。

 

 

[モロー反射上部に対する等尺性収縮を利用したエクサザサイズ]


このエクササイズの目的は、モロー反射の回線を活性化させることです。
<手順>
子供に右肘を90°位に曲げてお腹の上に乗せるように指示します。そして、左手で右肘の上の辺りを握るように指示します。子供に、右腕は後ろに引くようにし、左手はその力に負けないように引くように指示します。あまり強い力で行わないように注意し、中くらいの力で抵抗をかけるように指示します。


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この姿勢を8秒間保持し、4回繰り返します。反対の腕にも同じように行います。

 

 

 

[モロー反射上部に対する肘伸展位における等尺性収縮を利用したエクサザサイズ]


このエクササイズの目的も、モロー反射の回線を活性化させることです。
<手順>
子供に右腕を「はい!」と挙手するようにあげるよう指示します。そして、左手で右腕の力瘤ができる少し上辺り(三角筋の辺り)に左手を置くように指示します。子供に、右腕は上に挙げるように力を出し、左手はその力に負けないように下に押すに指示します。あまり強い力で行わないように注意し、中くらいの力で抵抗をかけるように指示します。


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この姿勢を30秒間保持し、4回繰り返します。反対の腕にも同じように行います。

 

 

ダンゴムシエクササイズ]


このエクササイズの目的は、上部と下部のモロー回線を活性化させます。
<手順>
ダンゴムシの姿勢で丸まり、できるだけ顎が膝にくっつくぐらい体を丸めます。


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この姿勢を20秒保持します。その後、頭はあげたまま、腕と足を軽く曲げた状態にして開いて2−3秒保持させます。

 


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このエクササイズは、4回以上繰り返します。
もし子供が自分でこの姿勢を保持できない場合は、大人が保持できるように支えても良いです。


最後のエクササイズは、言葉で指示を出して、それを理解して、頭の中でイメージできる能力が必要となってきます。

 

 

[モロー回線を利用したイメージトレーニング]


このエクササイズの目的は、モロー反射を統合する時間を与え、モロー反射によって引き起こさせれる「闘うか」「逃走」するかという闘争・逃走反応パターンからの解放を目指します。

このエクササイズをすることによって、屈曲した後の筋繊維が以前より伸長しやすくなったり、モロー反射の統合や安定化を促すことができると言われています。
<手順>
1.静かな環境で、子供にベッドやマット、ソファーなどといったリラックスできる場所に仰向けになってもらいます。


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2.10までゆっくり数を数えてもらい、その後深呼吸を3回行います。
3.子供に雲の上に浮かんだり、ふかふかなクッションの上で横になっているようなイメージを、頭の中で描いてもらいます。
4.子供に自分が安全だと思う場所で、リラックスしているイメージを頭の中に描くように指示します。その場所は、ビーチでも、山でも良く、子供の頭にポンと浮んだ場所で良いです。
5.子供に自分の両腕から両足にかけて力が抜けていき、体幹部そして首が順番にリラックスしていることをイメージしてもらいます。
6.イメージできたら、大きく深呼吸を3回して終了します。

 

[モロー反射の統合を手助けをする体操]


次に、下記の書籍に紹介されている体操を少しずつ紹介していきたいと思います。できるだけ簡単で、あまり道具を必要としない体操を取り上げていきたいと思います。
Integrating Primitive Reflexes Through Play and Exercise: An Interactive Guide to the Moro Reflex for Parents, Teachers, and Service Providers (Reflex Integration Through Play) (English Edition) by Kokeb McDonald, OTR/L. Polaris Therapy (2019/11/19)

 

スターフィッシュ(立位)


1.立位で立ちます。次にヒトデのように、両手足を開くと同時に頭を上に傾け、天井を見ます。5秒保持します。
2.次に子供に丸くなるように指示し、右腕が左腕の上に交差するように、そして、右足が左足の上に交差するようにします。頭も屈曲させ、顎が胸につくようにします。5秒保持します。
3.再び、ヒトデのように、両手足を開くと同時に頭を上に傾け、天井を見ます。5秒保持します。
4.子供に丸くなるように指示し、今度は左腕が右腕の上に交差するように、そして、左足が右足の上に交差するようにします。頭も屈曲させ、顎が胸につくようにします。5秒保持します。
5.この動作を5ー7回繰り返します。

 

目標:
1.動きがスムーズでコントロールされていて、四肢と頭部の動きが独立して行われている。
2.バランスと両側の協調性がとれている。
3.運動プランニングと順序がイメージできている。
4.身体感覚を意識しており、左右の協調性がとれている。          

 

             

ブリッジ


1.仰向けで寝て、膝をお山のようにして立て、足部は床につけます。
2.「頂きます」をするように手を胸の上で合わせます。
3.肩を床につけた状態で、両手を合わせながら腰を浮かせてブリッジの形になります。5−7秒保持します。
4.ゆっくり腰を床におろします。手をずっと合わせたままです。5−7秒休憩します。この動作を7−10回繰り返します。

 

目標:
1.動きがスムーズでコントロールされていて、四肢の動きが独立して行われている。
2.両側の協調性がとれている。
3.運動プランニングがイメージできている。

 

 

スプラット


1.仰向けで寝て、膝をお山のようにして立て、足部はマットにつけます。両腕を天井に向けて真っ直ぐ上に挙げます。
2.両腕を挙げた状態で、お尻を浮かせて3秒間保持します。
3.一気にマットに平らに寝る姿勢になれるよう、「ストン」と両腕と腰を真っ直ぐマットにつくように戻します。その姿勢を3秒保持します。
4.この動作を5ー7回繰り返します。

 

目標:
1.動きがスムーズでコントロールされていて、四肢と臀部の動きが独立して行われている。
2.両側の協調性を発達させ、身体に対する意識を高める。

全ての体操において、どのような動きができているのか、あるいはどのような動きがまだ十分に調和がとれていないのかを観察しながら、繰り返し行うことで脳と体の神経系を強化していくことができます。じっくりと継続して取り組んでいくことが大切になります。

 

 

参考図書
1.The Symphony of Reflexes: Interventions for Autism, ADHD, Cerebral Palsy, and Human Development, Bonnie L. Brandes, MEd,Createspace Independent Pub (2016/2/25)
2. Integrating Primitive Reflexes Through Play and Exercise: An Interactive Guide to the Moro Reflex for Parents, Teachers, and Service Providers (Reflex Integration Through Play) (English Edition) by Kokeb McDonald, OTR/L. Polaris Therapy (2019/11/19)